女子無線部

2017年08月18日

CQ ham radio編集部

ものづくり系”起業女子”から見た アマチュア無線の世界

アマチュア無線やりたい?

矢島さん : この取材を受けるに当たって,アマチュア無線について考えたんです.
 今は,メーカーや携帯会社が作った規格の中で生きていて,携帯会社がサービスを停止したら,私のコミュニケーションは途絶えてしまうし,キャリアの規約の中で毎月,通信料を払って,コミュニケーションさせられているという気がしてきて.
 でも,アマチュア無線なら,自分がコミュニケーションしたいときに電波を飛ばして,相手もそうじゃないですか.それが,本当のコミュニケーションの原点だと思うんです.すでにコミュニケーションが存在するところにアクセスするのではなく,お互い電波を飛ばして,やっと出会える.
 これが,本来あるべきコミュニケーションの形ではないかと思います.だから,アマチュア無線に興味があるし,やってみたいです.

落合さん : 矢島っちは,ロマンチックだわ.私は,引き続き,宇宙人と交信するために頑張ります.映画「コンタクト」でも,「なんで地球に電波を送ってきたの」って宇宙人に聞くと,「いや,君が先に送ってきたんだよ」って答えるんです.超感動しました.だから,電波を飛ばしていたら,いつか気付いてもらえると思っています.あと,3アマを取って海外からアマチュア無線したいです! グランドキャニオンからCQ出したいです.

山口さん : 私は,地球に何かあっても生き残るためにアマチュア無線を取ろうと思う.グランドキャニオンで遭難しても大丈夫なように,生き抜くためのツールとして身に付けるわ.

矢島さん : 確かにこれから何が起こるか分からないよね.今は当たり前に日本で平和に暮らしているけど,あと何十年も生きる中でどうなっていくか分からないし.

カメラマン : 山口さんは,藤岡 弘、さんのインタビュー(本誌2013年1月号掲載)と同じようなことを言われていますね.

みんな : えー!(笑)

矢島さん : りえもコスプレで特撮感溢れているし,改名して名前の後ろに“、”を入れたらいいんじゃない.

山口さん : 山口 りえ、にしようかなぁ.藤岡さんと同じ方向であることにリスペクトして(笑).

編集部:携帯があってもアマチュア無線やりたいですか?

矢島さん : あえてコールサインを呼び合って交信するの,かっこよくない?

山口さん : かっこいい.コールサイン呼びた~い! ひたすら,カッコイイことしたい! 次回,会うときには,ここから無線機を下げているかもしれませんよ!
*  *  *

 これからさらにアマチュア無線を発展させていくには,若い女性のパワーも欠かせません.本座談会をきっかけに,CQ ham radio編集部は,女子目線による,新たなアマチュア無線の魅力を一緒に作り出していきたいと思います.彼女たちの活躍に乞うご期待!


自己紹介

JA1LXP  落合 みさこ


アクティブなオタク.これまで出版社やゲーム会社でさまざまなコンテンツ・タイトルのマーケティングやプロモーションを担当.この春,株式会社チョコラテを設立し「テクノロジー×ストーリー」を手がけている.父の影響で第4級アマチュア無線技師を中学2年生の時に取得.以来,宇宙人と交信するべく妄想を巡らせてきた.

JJ1DAB 矢島 佳澄


合同会社techika代表.乙女電芸部部長.はんだ付けが好きで,柔らかいハードウェアを作るのが得意.手芸と電子工作を組み合わせたワークショップを全国で開催したり,電機メーカーとコラボレーションしてプロトタイプの製作を行っている.お米とLEDが大好き.柔らかい無線機やアンテナを作ってみたい.

JJ1DDM 山口 理恵


オタクでコスプレイヤー.中学・高校時代をカナダで過ごす.無線についてはまったくの無知であるものの,地球が滅亡すると仮定した妄想において無線のあり方,重要性を考える.ひたすらカッコ良く生きたい.

※本記事は,CQ ham radio 2016年9月号に掲載された記事です.


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