ラジオを作って放送局を見学しよう!公開講座「ラジオで学ぶ電波の世界」
3月28日,仙台高等専門学校にて,地元の中学生を対象に,AMラジオを製作し,東北放送の八木山局舎(演奏所)および荒井ラジオ送信所を見学する公開講座が行われた.本講座の参加費は無料で,平成23年から毎年行われている.
今回は中学1~2年の男子生徒8人で参加した.午前中は,仙台高専の先生およびアマチュア無線部の部員からはんだ付けの仕方などを教わりながら,AMラジオを製作した.どの生徒も真剣な顔つきで集中してはんだ付けを行っていた.
午後は,東北放送の八木山局舎に移動して,ラジオ放送をしている様子を見学したり,テレビやラジオの放送設備についての説明を受けた.最後に,AMラジオのアンテナが設置されている荒井ラジオ送信所(1260kHz,出力20kW)の中を見学した.
ラジオ放送に興味を持っている生徒が多く,放送設備に興味津々であった.日頃からラジオを聞く生徒もおり,ローカル情報や自分の知らない音楽を知ることができるのからラジオは面白い,AM放送の音は寝るときに聞くと心地いい,遠くの放送局が偶然聞こえるとワクワクするなどの意見も聞かれた.〈編集部〉
全員,製作したラジオが東北放送(1260kHz)を受信できた!
ラジオが鳴る仕組みを説明する脇山俊一郎先生
先生やアマチュア無線部の部員から教わりながら,はんだ付けをしてラジオを製作.
東北放送の八木山局舎に移動し,放送局内を見学
ラジオのマスター室.この部屋で番組やCMなどの音声をを切り替えている
ラジオ生放送中のスタジオを見学
ラジオでニュースなどを読むときに使用される設備.実際にニュース読みを体験
FM補完放送(93.5MHz)およびSTL用の送信設備
FM補完放送(93.5MHz)およびSTL用のアンテナ
八木山局舎の屋上には太陽光発電設備が設置ある.発電量は49kW.
テレビ放送の施設を見学
テレビ・スタジオ.新番組用のスチール撮影が行われていた
テレビ放送用カメラを実際に操作
テレビ放送の制御卓
スタジオ音響用の制御卓
テレビ用中継車
ラジオ用中継車
荒井ラジオ送信所(1260kHz,出力20kW)へ移動し,AM送信所を見学
AM放送用アンテナ
アンテナの下部にある,落雷から送信設備を保護する避雷器(左)と航空障害灯の電源用の変圧器(右)
アンテナとインピーダンス・マッチングするためのコイル
出力20kWの送信機
東日本大震災の際も稼働した自家発電始動用の切替機
おわり
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